大きい穴を開ける前の、下穴加工。
大きな穴を一発で開ける前に、小さい穴を開けておいて、大きい穴を開ける作業を楽にする。
昨日は、午前中は、ご相談頂いている修理案件の部品調査。
前日に、装置製作の打合せへ行った内容のまとめと、調査。
正午前後。携帯に一本の電話が。
話を聞くと、緊急性のある故障(修理依頼)でした。
午後は、2件打合せへ行かないと行けなかったので・・・それが終わってでも良いですか?と、お伝えしたら、「ハイ。お願いします」との事でしたので、3件目に、修理内容を確認へ行く事にしました。
そうなると・・・午後に3件打合せ。(1件修理かも)は、なかなかタイトな時間になってしまった。
先ずは、昼食後、1社 工場へ向かいまして、修理する為の事前調査。部品を外していくが、どうしても外れない部品が出てきた!?
これ以上、力を加えると軸が折れる可能性がある。軸が折れたら、機械停止、それこそ弁償問題にもなる。それは大変な事になるので。担当者さんを呼んで、二人で 部品の外し方を考える。
あぁ~でもない。こぉ~でもない。他の方法は無いか。などなど・・・・
担当者さんが、ココまで一緒に考えて頂ける方で良かったぁ~
稀に。。。。丸投げされる方もいますので・・・
どうにか、修理できる方法を見いだせたので、別の部品から外して行って、外れなかった部品が付いた状態で、ユニットとして取り外しました。
そこで、なぜ?この部品が取り外せないのだろう?と、ユニットを見ながら二人で話していると、「ポロッ!」と外れて転がって行った・・・
ん!?
へ!?
へ!?
笑・・・笑・・・・
外れるじゃん!?笑
どうも、自重の力で部品が停まっていた(その場所に乗っかっていた)みたい。
担当者さんと、
「いやぁ~メーカーが、こう言う事する!?いかんでしょぉ~!?」
と、笑いながら話しました。
この部品、このユニットの図面が無いので、外観からは構造がわからない。なぜ外れないのか?は憶測で考えてバラしていくしかなかったので。最終的には、外れたので、予定通りの修理作業ができそうです。
久しぶりに、装置の構造で、こんな事やってるんだ。と笑ってしまいました。
部品が外れなかった原因、なぜこう言う部品にしたのか?の意味が少しわかったので、ホッカリ。スッキリしました。
このユニット部分を持ち帰って、当初の打合せ通りの、修理、追加工、新規部品の製作をするとします。
思いのほか・・時間をとってしまっので。。。
次の打合せ。とういうか、ココの会社様も、修理の為の事前確認、調査なので、「行く時間は、午後になります。」とだけ、ザックリした時間を連絡していたので、時間は大丈夫。
さて、また、修理をする装置を前にして、お客さんを話し出す。
「メーカーに修理費を概算で教えてください。」と伝えた所、
福岡に営業所が無い事もあり、「35万」と回答きました。
この事を、お客さんに伝えたら、「高っ!」と第一声。
ハイ。私も、確かに、この金額は高いと思います・・・
なので、メーカーに修理方法を教えてはもらったので(製作する部品、購入品も)、弊社で修理ができるものだろうか?と、機械を前にして検討しました。先ずは、購入品を調べないといけないので、その部品を調査。寸法は計測したので、一旦 工場へ持帰って調べる事にしました。
さてさて。ようやく、正午にご相談があったお客さんの工場へ向かいました。
壊れた機械の前で、担当者さんに状況を聞く。
なるほどですね・・・壊れるべきして壊れたんですね。まさに経年劣化とメンテナンスを怠ったから、怒った故障。と思います。
鉄のチェーンが、錆びて破損したみたいです。グリスアップもしない。緩みも調整しない状態だったらしく、なかなかの使い方です・・・
「それは・・・切れるよなぁ・・・」と思いました。
さて、チェーンが切れた。と言う事は、壊れたベルトコンベアが動かない状態。
このベルトコンベアが動かなくても、人が対応はできるが、それは とても大変な作業となる・・・
なので、大至急修理をしないと、明日からの生産に支障が出る。と判断したので、切れたチェーンを持って、近くの工具屋さんへ行きました。
チェーンの在庫があったので、購入をしました。
本当は、対策として、ステンレスのチェーンにしたかったのですが、「在庫が無い。」との事なので、先ずは 稼働再開が最優先なので、鉄のチェーンを購入し、再度お客さんの工場へ。
コンベアが設置されている場所が、脚立を使わないと届かない場所なので・・・少々作業するのは大変でしたが、無事に新品のチェーンを取付けて、動作確認も問題無し。で、修理完了となりました。
と、まぁ。午後は、なかなかタイトなスケジュールでしたが、良かった。良かった。